私達は膝サポーターを使って変形性膝関節症の治療をしています。
当院では病院でも取り扱われている医療用サポーターを独自に、固定用、悪化防止用、保護用に分類し、症状や用途に応じてサポーターの使い分けを提案しています。
- 変形性膝関節症直後や、不安定感が強い場合は患側に 固定用を、健側には 予防用を使って重心バランスを整えます。
- 徐々に症状が回復してきたら 悪化防止用を使います。
- ご自宅であまり動かない時は両膝に 保護用を使うと、冷えから膝を守り安静を保てます。
補強テープで補強力を高める
肌に補強テープを貼り、その上からサポーターを装着すると 筋肉を補強する効果が高まるので、より膝が安定した動きが取れるようになります。
膝の変形を防ぐ
変形性膝関節症は、膝の軟骨がすり減ることで痛みや腫れが生じ、進行すると膝の形が変わることもあります。特に、膝が内側や外側に傾くことで、歩行が不安定になることがあるため、早めの対策が大切です。
変形の進行を抑えたい場合は、膝をしっかり支える専用の医療用サポーターを両膝に装着するのがおすすめです。サポーターを使用することで、膝のぐらつきを防ぎ、負担のかかりやすい靭帯や半月板、軟骨を保護しながら、日常生活を快適に過ごせるようになります。
側方にアルミステーが内蔵され、しっかり膝のぐらつきが抑えられる変形性膝関節症の専用サポーターです。歩き始めに起こる膝のブレを防止して、軟骨を守ります。
膝の負担を軽減
膝の負担を軽くするために、状況に応じたサポーターの使い分けが大切です。
側方に支えがないタイプのサポーターは、すでに膝の変形が進んでいる方でも締めつけ感が少なく、使いやすいのが特徴です。一方、日常的にしっかり固定できるタイプを使っている方は、ご自宅での家事や軽作業の際に丈の短いサポーターに切り替えると、膝をサポートしながらも動きやすくなります。
側方にソフトな樹脂ステーが内蔵された、変形性膝関節症の専用サポーターです。アルミステーが膝に当たって使うことのできない、大きくО脚や変形が見られる方の保護におすすめです。
肌に直接貼った後にサポーターを装着するのがおすすめです。筋肉を補強し膝の安定感を高める効果があります。剥がれにくく肌に優しいソフトタイプで、粘着面はかぶれにくい加工がされています。
安静時の膝ケア
保温タイプのサポーターは、ご自宅でリラックスしているときや就寝中の膝のケアに適しています。
膝の痛みがなかなか改善せず、温めることで症状が和らぐ方には特におすすめです。血流を促し、膝のこわばりを軽減することで、翌朝の動きもスムーズになります。
「日中はしっかり支えるサポーター、夜は温めるサポーター」と使い分けることで、膝の負担を減らし、より快適に過ごせます。
内側ボア素材の保温用膝サポーターです。冷えると膝が痛む症状や、膝の痛みが治りにくいと感じる方におすすめです。膝を温めるので痛みの緩和や、治癒力を引き出すのに効果的です。
温浴剤
薬用オンセンスを使った半身浴をすることで、インナーマッスルの緊張がゆるみやすくなります。温めると痛みが楽になる症状に効果的です。